「マクドナルドのコーヒーってまずい」と思っている人は多いと思っていました。私も昔、子供たちとマクドナルドに通っていた頃、その頃は、店内でコーヒーを注文すると、おかわり無料でした。が、味はというと、お世辞にもおいしいと言えるようなものではなく、一杯で「もうたくさん」、二杯目は無理という感じでした。(個人的な感想です)
同じ頃に、ミスタードーナツにも良く行っていましたが、こちらは、そこそこおいしくて、マクドナルドと同じくおかわり無料でしたので、必ず二杯目を頼んでいました。
マクドナルドのコーヒーも、何度もリニューアルされているので、最近はどうなんだろうと気になり、調査検証してみました。
結果は、
マクドナルドのコーヒーについて様々な情報を集めた結果、「まずい」というイメージは必ずしも現実を反映していないことがわかりました。むしろ、多くの情報によると、マクドナルドのコーヒーが品質改善に取り組み、一定の評価を得ているようです。
以下に詳細を記しました。
まず、日本と海外のマクドナルドコーヒーについて詳しく見ていきましょう。
日本のマクドナルドコーヒー
リニューアルの変遷
日本のマクドナルドでは、コーヒーの品質向上のため定期的にリニューアルを行っています。
2023年1月: ホットコーヒー「プレミアムローストコーヒー」が約3年ぶりにリニューアル
- 価格: Sサイズ100円→120円(+20円)、Mサイズ150円→180円(+30円)
- ハンドドリップの味わいに近づけるためドリッパー形状を変更
- カップの蓋の飲み口を大きく(従来比約2倍)して香りを楽しめるよう改良
- 酸味を抑え、力強いコクとキレのある味わいに変更
- コーヒー豆の産地、焙煎度を調整 コーヒーヒデタニ
2024年5月22日: アイスコーヒー「プレミアムローストアイスコーヒー」がリニューアル
- 氷に負けない深いコクのアイスコーヒー専用豆を使用
- 約4分半をかけてドリップ
- 「フラッシュブリュー製法」を採用し、氷に直接淹れたてのコーヒーを注いで冷却 Yahoo!ニュース

味の評価
リニューアル後の日本のマクドナルドコーヒーについては、以下のような評価があります。
ホットコーヒー
- 「コンビニコーヒーと同じレベルで美味しくなった」
- 「コーヒーを普段から飲む人向けの味わいに変わった」
- 酸味が控えめで力強いコク、キレのある味わいに進化 コーヒーヒデタニ
アイスコーヒー
- 「キレのあるしっかりとした苦味が感じられ、酸味は控えめ」
- 「後味にも苦味の余韻が残りつつ、さっぱりとした飲みやすい」
- ビッグマックとの相性が良い Yahoo!ニュース
一般的な評価
- 「マックコーヒーの味はまずくありません」
- 「コーヒーの香ばしさほろ苦さがはじめに感じられ、あとから酸味が少しきます」
- 「スッキリとしたアイスコーヒー」Mog Navi
海外のマクドナルドコーヒー
品質への取り組み
マクドナルドは世界的にもコーヒーの品質向上に力を入れています。
原材料: 100%アラビカ豆を使用
- コロンビア、ブラジル、ペルー、グァテマラ、ニカラグア産など複数産地の豆をブレンド
- コーヒー鑑定士が厳選した豆を使用 日本経済新聞
専門家による監修
- マクドナルドには「Culinary Innovation and Commercialization team」に所属するコーヒー専門家が存在
- Danielle Parisなどの専門家が世界各地のコーヒー農園を訪れ、豆の選定や焙煎方法などを研究 McDonald’s Corporate
海外での評価
アメリカでの評価
- 「McDonalds buys decent beans, hence the decent coffee compared to most places」(マクドナルドは質の良い豆を購入しているため、他の多くの場所と比較して質の良いコーヒーを提供している)
- 「It had a rich, full-bodied flavor that was both complex and delicious」(豊かでコクのある風味があり、複雑で美味しい)
- 「The chain’s coffee had a great, rich flavor that wasn’t bitter, making it really smooth even without any milk, sugar, or additional sweeteners」(ビターではなく豊かな風味があり、ミルクや砂糖などを入れなくてもとても滑らかだ)
マクドナルドのコーヒーの特徴
品質を維持する工夫
マクドナルドのコーヒーが一定の品質を保つ秘訣として、以下の点が挙げられています
品質の高い豆の使用
- レインフォレスト・アライアンス認証農園のコーヒー豆を100%使用
- 複数の産地の豆をブレンドして深みのある味わいを実現
一貫した製法
- 標準化されたレシピと製法を世界中で採用
- 設備の定期的なメンテナンスによる品質維持
- 水質管理や抽出温度・時間の厳格な管理
短時間での提供
- 専用のドリッパーによる最適な抽出
- 30分ごとに新しく淹れられる仕組み
まとめ:マクドナルドのコーヒーはまずいのか?
調査の結果、「マクドナルドのコーヒーはまずい」という評価は必ずしも正確ではないことがわかりました。
むしろ、以下の特徴があります
- 継続的な品質向上: マクドナルドは定期的にコーヒーをリニューアルし、品質向上に取り組んでいる。
- コストパフォーマンス: 120円(Sサイズ)という価格に対して、一定以上の品質を提供している。コンビニコーヒーと同等以上の満足度があるという評価もある。
- 一貫性: 世界中どこでも一定の品質を維持するための工夫がなされている。
- 専門性: 専門家によるコーヒー豆の選定や焙煎技術の研究が行われている。
- 味わいの特徴: 現在の日本のマクドナルドコーヒーは、酸味を抑え、コクとキレを重視した味わいになっている。