目次
「ナンセンス」の意味
「ナンセンス」は英語の「nonsense」から来た外来語で、以下の意味があります:
- 無意味なこと、意味をなさないこと
- ばかげたこと、愚かなこと
- 筋の通らないこと、理屈に合わないこと
- 文学・芸術において、意図的に論理性を排した表現手法
「ナンセンス」の現代における使い方と例文
使い方
形容詞的用法
- 「ナンセンスな話」
- 「ナンセンスな提案」
名詞的用法
- 「それはナンセンスだ」
- 「ナンセンスを言うな」
感嘆詞的用法
- 「ナンセンス!そんなことはあり得ない」
例文
- 日常会話での使用
- 「そんな理由で遅刻するなんてナンセンスだ」
- 「彼の説明はナンセンスで理解できない」
- ビジネスシーンでの使用
- 「この企画はナンセンスな内容が多い」
- 「そのような非効率的な方法はナンセンスです」
- 文学・芸術分野での使用
- 「ルイス・キャロルのナンセンス文学は有名だ」
- 「彼の作品はナンセンスな表現が特徴的だ」
「ナンセンス」の対義語と類語
類語
- 無意味(むいみ)- 意味がないこと
- 愚劣(ぐれつ)- ばかげていて劣っていること
- 荒唐無稽(こうとうむけい)- でたらめで根拠がないこと
- 馬鹿馬鹿しい(ばかばかしい)- ばかげていて相手にする価値がないこと
- 的外れ(まとはずれ)- 要点や目標から外れていること
- 支離滅裂(しりめつれつ)- つじつまが合わないこと
- 理不尽(りふじん)- 道理に合わないこと
対義語
- 理にかなう(りにかなう)- 筋道が通っていること
- 合理的(ごうりてき)- 論理的で理性的なこと
- 筋が通る(すじがとおる)- 道理にかなっていること
- 論理的(ろんりてき)- きちんとした筋道があること
- 有意義(ゆういぎ)- 意味や価値があること
- 妥当(だとう)- 適切で正しいこと
「ナンセンス」の英語表現
基本的な英語表現
- nonsense – 最も直接的な表現
- meaningless – 無意味な
- absurd – ばかげた
- ridiculous – ばかばかしい
- pointless – 無意味な、要点のない
例文(英語)
- “That’s complete nonsense!”
(それは完全にナンセンスだ!) - “His explanation was pure nonsense.”
(彼の説明は全くのナンセンスだった) - “Don’t talk nonsense!”
(ナンセンスなことを言うな!)
「ナンセンス」の使用上の注意点
- 相手への配慮 – 「ナンセンス」は相手の意見を強く否定する表現なので、使用する際は相手との関係性を考慮する
- 文脈の理解 – 文学的なナンセンスは意図的な表現手法なので、単純に「無意味」と捉えるのは適切ではない
- 程度の表現 – 「完全にナンセンス」「少しナンセンス」など、程度を表す副詞と組み合わせて使うことが多い
「ナンセンス」は日本語に完全に定着した外来語として、様々な場面で使われる便利な表現です。ただし、相手を否定する強い表現でもあるため、使用する場面や相手を選んで使うことが大切といえます。